一週間空けた今回は、アデル・アニエスの確執とブリガドーン計画の全貌を描いた重要なエピソード。
戦闘描写は一切無かったが、来週また本格的な血戦が予想されるので、期待しよう。
魔女のさだめ
29話冒頭でアデルとアニエスの母が南方の国で何かを起こし、そのため彼女が犠牲になったと思しき描写があった。
今回その描写の真相が明らかとなった。アデルの母はバックベアードに仕える魔女であり、彼女はブリガドーン計画の犠牲となったのだ。
ブリガドーン計画は人類を妖怪化し奴隷にしてしまう計画。それによってバックベアードは自らの帝国を築こうとしているのだ。
平たく言えば世界征服なのだが、人間を隷属させるだけでなく妖怪化してしまうということだから、人類を絶滅させると言い換えることが出来る。
アルカナの指輪は計画遂行のための道具であり、指輪の力で人間を妖怪に変える。その際、魔女の命を犠牲にすることで指輪の力が増強されるのだ。
アデルとアニエスの母が犠牲になったことで南方のとある国でブリガドーン計画が発動。人間が妖怪と化し、事実上バックベアードの領土となってしまった…というのが29話冒頭部の顛末となる。
母の犠牲を姉のアデルは魔女の尊厳を守った、名誉ある行為ととったが、妹のアニエスにとってはベアードの生贄になったに過ぎないだろうし、姉が見殺しにしたと考えて当然だ。
器用な姉を羨み魔女の運命に抗う妹、妹の潜在能力に嫉妬し、一族の名誉を守ろうとする姉。両者のすれ違う感情が今後プラスの方向に交差することはあるのだろうか。
蛇足
そういえば今期の鬼太郎は体内電気をあまり使わないね。5期は「とりあえず色々技をやってダメならこれできめる!」という具合にかなりの頻度で体内電気が使われていたのに、今期は17話の蟹坊主回以降全く使っていない。反対に指鉄砲とちゃんちゃんこパンチが多用されている。
また体内電気を披露してもらいたいな~。今度はいつ使用するのかな~。