タリホーです。

趣味を中心とした話題に触れていく所存(本格ミステリ・鬼太郎 etc.)

ゲゲゲの鬼太郎(6期)第23話「妖怪アパート秘話」視聴

危うく泣きそうになったわ。

こういう人情モノが弱いわけではないけど、すねこすり回同様、人間と妖怪の距離を描いた話は心にジンとくる。

 

50年の歴史

劇中の1968年・1971年・1985年はいずれも鬼太郎アニメ1・2・3期が始まった年だ。

そして、ねずみ男ハンバーガーを食べていた1971年はちょうどマクドナルドの日本1号店が東京・銀座に開店した年。

知ってる?あの頃のマクドナルド | おかえり!マッククルー | 日本マクドナルド株式会社

1985年は言うまでも無くバブル景気。猫娘のスタイルがちゃんとバブル仕様になっていたのには笑ったがww。そういえば、3期は妖怪の住処を荒らしたり馬鹿にする人間に対して鬼太郎たちが仕返しする話が多かった気がする(磯女回・豆腐小僧回・さざえ鬼回・妖怪狩りツアー回とかそうだったな)。

だから1985年に地上げ屋がアパートを奪おうとした時に鬼太郎たちが事務所に乗り込んだ場面は3期らしさがあって良かった。こういう話が作れるのもアニメ化50年の歴史があるからだよな。

 

妖怪アパートのこれから

夏美はオーナーとして妖怪のためのアパートを存続させていくようだが、住宅街の真ん中に妖怪アパートがあるのは大丈夫だろうか。豆腐小僧とかあまめはぎ(後ろ姿が映ってたね)は人間に近いからともかく、がんぎ小僧と岩魚坊主はあまり外をうろつけなさそう。あ、姿を見せないように出来るから良いのか。

ところで、原作の妖怪アパートは赤舌に飲み込まれたり悪魔ベリアルの襲撃に遭ったりとわりかしロクなことがない建物なのだが、もし今後赤舌・ベリアル回が放送された暁には今回のアパートが再び登場するのだろうか気になる。

 

今後の展開

公式で発表されたが、10月からいよいよ西洋妖怪編に突入とのこと。5期は途中で打ち切られたから西洋妖怪との決着も中途半端になったままで消化不良になってしまったが、今期ではそうならないことを切に願う。まぁ、今のところ6期のクオリティの高さは十分視聴者に広まっているからそんなことはないだろうが。

 

そして次回は石妖。アニメオリジナル回だと思っている方もいるだろうが、これは原作がある。「新編ゲゲゲの鬼太郎」シリーズで1986年10月の週刊少年マガジンに掲載された話で、アニメ化は今期が初。これは見逃せない!

「石妖」は『ゲゲゲの鬼太郎 ⑥ペナンガラン』(中公文庫)に収録されているので興味のある方・予習したい方は是非。↓

ゲゲゲの鬼太郎 6 ペナンガラン (中公文庫 コミック版 み 1-10)