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— 【公式】富豪刑事 Balance:UNLIMITED (@fugoukeiji_bul) 2020年9月2日
大助は武井を神戸邸の地下に拘束した。
長さんは、背後にいる黒幕を暴くために尋問を始めるが、武井は何かに怯えて口を開こうとしない。(続く)
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「他意はないはず。」って(笑)。でもあれは誤解を生む体位だぞ。
check-8「宵越しの銭は持たぬ」
サブタイトルは「江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ」という日本のことわざから。金を貯めることを潔しとしなかった江戸っ子の気っぷの良さを表したものだが、このタイトルが意味する(と思しき)ことはまた後ほど。
ちなみに、サブタイトル下の「money burns a hole in my pocket」は「金はポケットに焼け穴をつくる」という。こちらは否が応でも金は懐から出ていくことを示した格言だろう。
前回網膜投射のVRによって小百合殺害事件の不正に関与したことがバレてしまった武井は神戸邸に拘束され、大助・加藤・仲本・鈴江は共同捜査をすることになった。今回は捜査によって遂にパンドラの箱の一端とでも言うべきものが露わになる。
パンドラの箱、アドリウム
前回の事件概要では不明だった茂丸と小百合の別居の原因についてだが、今回アドリウム研究による二人の衝突が原因だった模様。茂丸が「悪用しない」と言っていたアドリウムが一連の事件の発端であることは間違いないが、(ヒュスクは言うまでもなく)喜久子もこの件には口を閉ざしているのが少し引っかかる。警察を操ってまで隠さねばならない神戸家のブラックボックスの正体、う~ん非常に気になる。
(以下、事件に関する重要なネタバレあり)
宵越しの命を持たぬ長さん
アドリウムの秘密が隠されていると思しき第三研究所跡地の神戸家別邸。その場面でパンドラの箱の一部 ――茂丸が生きていた―― が明らかとなる。前回の事件概要で茂丸の死が偽装された自殺だとは推察したが、これは茂丸が何者かに殺害されたという意味での偽装だと思っていたのでこれはちょっと予想外。
でも言われてみればこれ以上ないほどピッタリな黒幕。というのも、歯の治療痕などはカルテの名前を改ざんしてしまえば良い話だし、改ざんやヒュスクの情報統制などという高度なことが出来るのも神戸家内部の人間でないと成し得ないのだから。
となると、気になることが一点ある。喜久子は茂丸の偽装死を知っていたのかどうかだ。個人的な意見としては、前回の過去回想で仲本が茂丸の写真を要求したときに「ございません」と提出を拒否したことから、茂丸が小百合殺害の犯人であること、自殺を偽装して神戸家内部に隠れていたことを黙認していた可能性があると踏んでいる。
黒幕と対峙した仲本と武井はあえなく殺害され、死んでいたはずの茂丸が生きていたことが明らかとなり、事件は更なる闇へ。そして神戸家内部で仲本と武井が殺されたことによって加藤と大助の間に溝が生じる事態に。
ここまで来ると4話以前のテイストが懐かしいな。原作も流石にこんな重い話はなかったぞ。
あ、サブタイトルについてだけど、「宵越しの銭は持たぬ」は今回の仲本の刑事としてのスタンスを表しているのではないだろうか。刑事としての役目が果たせれば死ぬのも惜しくないという立ち位置が、明日のために金を貯めておかない江戸っ子の潔さと通じているという点であのことわざがタイトルになったのかも。
命は失ったようだが、ただむざむざと殺された様子ではないので、次回は仲本が遺した「アレ」についても言及することになるかもしれない。