タリホーです。

趣味を中心とした話題に触れていく所存(本格ミステリ・鬼太郎 etc.)

犯人も相当なDV気質?「IP~サイバー捜査班」3話視聴(ネタバレあり)

どうも、タリホーです。今回は当ブログで間宮さんの演技については言及しません。もう間宮さんがカッコいいことは自明の理なので。そんなのここでくどくど述べるよりも見りゃあわかるでしょ?

 

↑わからない方は名前を画像検索してください。多分間宮さんも初老になったらこんな味わいになるかも。っていうか間宮さんで乱歩作品やればいいのに(NHK江戸川乱歩短編集でも良いから)。

 

第3話あらすじ

 京都府警サイバー総合事犯係に、失踪人捜索の依頼が入る。多和田昭平(間宮祥太朗の親友で建設会社の御曹司・松永大輔(木村了の新妻・知里徳永えりがこつ然と姿を消したのだ。結婚してわずか1週間後のことだった…。本来、人探しはサイバー総合事犯係の仕事ではないにもかかわらず、主任・安洛一誠(佐々木蔵之介はなぜか、古宮山絆(福原遥と多和田に捜査を命じる。

 松永によると、知里コンビニエンスストアに行くといって新居を出た直後、行方知れずになったという。だが、付近の防犯カメラに知里の姿は映ってないことが判明。携帯電話は電源が入っていないらしく、つながらないままだった。

 また松永の話によると、2人は珍しい植物を紹介するコミュニティーサイトを通じて知り合ったことがわかる。1年前、知里から松永にメッセージが届いたのを機に、2人はSNS上でやりとりをスタート。半年前、初めて直接対面したところ、知里は髪型やファッションなどの外見から、好きな食べ物や趣味まですべてが理想どおりの女性だったため、松永は運命を感じ、結婚を申し込んだという。

 安洛は、偶然や運命ではなく、知里作為的に松永の理想を体現したのではないかと直感。結婚する前の知里にはもうひとつ別の顔があったのではないかと考え、ネット上で捜索を開始するが…⁉ やがて、2人が知り合ったコミュニティーサイトに”ある人物”が登録していることが発覚し…⁉ SNS等を通じて簡単に”他人になりすます”ことができてしまう恐怖に、サイバー総合事犯係が挑む!

(あらすじは公式サイトより引用)

今回のテーマは「なりすまし」。ネットは顔も見えないし声も聞こえない(ボイスチャットとかは別だよ?)のでいくらでも素性を偽装するのは可能だが、今回は別の女性になりすまして御曹司と結婚、その直後に失踪した女性の哀しさにスポットをあてた回だと思う。

 

ところで前回から絆と安洛の親子関係疑惑にリンクしたような事件が続いているが、事件を通して最終的に二人の関係が明らかとなる模様。DNA鑑定の話が出たから早々にこの縦軸枠は回収されるのかと思いきや、絆自身のやり方で少しずつ明らかにしていくとのこと。仮に親子関係がハッキリしたところで絆はどうするつもりなのだろう。同居するの?

 

雑感

・犯人も相当なDV気質?

なりすまし事件の方に関しては夫の過酷なDVから逃れようとした女性の切実な動機からくるもので、それ自体は特にコメントはないが個人的に気になったのは知里になりすました女性を連れ去った犯人の動機。

犯人は知里と婚約する予定だったが不慮の事故で知里が昏睡状態。早く婚姻届けを出すべきだったと後悔している所、何故か昏睡中の知里が入籍していると知り困惑。調べて見ると別の女性が知里になりすましている。戸籍を汚されたと怒った犯人が偽知里を連れ去った…というのが今回の事件の顛末だ。

 

いや、これ動機としてはヤバくないか?戸籍を汚されたというだけで銃を持ち出すまでの怒りを発露したってことはそれだけ犯人が純潔至上主義であり、肉体のみならず精神面でも清潔さにうるさいことが示されているのだもの。それも本人でなく赤の他人がやったってことにまず疑問や不安を抱く前に怒りの感情が出たって所が何かコワイ。普通怒る前に「何故赤の他人がなりすましを…?」って思うもん。もしかしたら不安・疑問の感情は出たのかもしれないけど、本人に話を聞く前の段階で怒りになっていたのだからね、やはりコワイよこの犯人。

これ仮に本物の知里さんが意識取り戻して無事に犯人と結婚したとしても、きっと幸せな生活は送れなかったんじゃないかな。肉体的にも精神的にも束縛してくるだろうしきっと偽知里の実の夫と同じDV夫に変化した可能性は大だと思う。今回は殺人でないから罪としては軽いかもしれない(でも弁護士資格は剥奪されるだろうな)けど、後々のことを考えると素直にハッピーエンドとは思えない、そんな話だった。