タリホーです。

趣味を中心とした話題に触れていく所存(本格ミステリ・鬼太郎 etc.)

ゲゲゲの鬼太郎(6期)よありがとう!!(キャラクター編)

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タイトル通り、6期鬼太郎に感謝を込めた振り返り企画。キャラクター編と題したこの記事では、まず6期レギュラー陣の定義づけを行ってみようと思う。

 

6期鬼太郎は「未熟者」である

特別6期だけが未熟者って訳ではないけど、やはり6期の鬼太郎は未熟者と呼ぶのが相応しいんだよね。偉そうなこと言って達観しているようなクセして(石動やぬらりひょんに突っ込まれたけど)悪い妖怪と悪い人間の処遇に差がありすぎて、その答えもちゃんとハッキリ言えてないからダメだよな~って思ってしまう。

妖怪と人間とではパワーバランスにどうしても違いがあるから、その都合上どうしても妖怪を制すことになっちゃうのであって、出来ればたしなめて済むならそうしたい旨を示せたら良いのだけど、今期はよりによって指鉄砲というチート技を持ってしまったせいか、「魂が消滅しないなら完全に殺したことにはならない」というルールが生まれ、それで鬼太郎の妖怪退治の正当性を保っている感じがちょっとマズい部分ではあるかな、と思う。

あまり批判的なことばかり言いたくないから良い所を探そうと思ったけど、今期は鬼太郎が活躍する回もある一方、鬼太郎がいる“だけ”の回も結構あってあまりパーソナルな深掘りがしにくいんだよな…。

何ていうのかな、自分からボールを投げるのではなく、投げられたボールを返すタイプ?だから趣味・嗜好とかも原作みたいにわからんしね(ラーメンの好みはわかったけど)。

 

6期目玉おやじは「継承者」である

1~5期にかけて目玉おやじを演じてきた田の中勇さんが鬼籍に入られて、鬼太郎から目玉おやじの役になった野沢雅子さん。大竹宏さん(2期で代役)や島田敏さん(水木しげるのゲゲゲの怪談)も過去に演じた経験があるとはいえ、実質的な2代目となった今期の目玉おやじは「継承」としての面が出て来る。

非力な印象が強かったこれまでの目玉おやじと比べると、今期は1年目名無しの時に打った指鉄砲とかイケメン化みたいな付加価値があったせいで今まで以上に強キャラとしての貫禄があったような気がする。これまでは妖怪の豊富な知識が武器であり強みだったけど、今期はあんまりバトル面で活かされる知識も持ち合わせていなかったし(というかそもそもバトルシーンが従来より少ない)、妖怪の説明をする機会もそれほど無かったので、そう考えると野沢さんにとってはただこれまでと同じ目玉おやじを演じれば良いという事ではなかったのかもしれないね。

 

6期猫娘は「成長者」である

5期の萌えキャラ化で散々ギャアギャア言われた分、今期の高身長化は割と視聴者もスンナリ受け入れていたと思うが、それはさておき。

5期でもこれまでに比べて出しゃばる機会が増えてきたな~と思っていたが、今期は戦闘能力が格段に上がったこともあって1期のねずみ男並みに鬼太郎と共に活動する機会が増えたのがポイント。そしてヒロインのまなとの関係も3期のユメコちゃんみたいに友人兼ライバル的存在から姉御肌的存在として慕われる関係にアップデートされた点も見逃せない。これによって生じた1年目47話の衝撃がね、ホント巧いと当時は思ったよ。

そうやって戦闘能力や関係性といった面がアップデートされた猫娘だが、勿論これだけではない。1年目の名無し編から続く地獄の四将編は猫娘にとって肉体的にも精神的にも成長して鬼太郎との距離感がグッと縮まることになったし、とりわけ恋の面に関しては当初のツンデレ的態度から直接思いを伝えられる所までかなり距離を詰めることが出来たのだから、今期のレギュラー陣で最も成長したと言って良いのではないだろうか?

あと余談になるけど1年目と2年目の最後のEDの歌詞通りのことをやってのけたのが他ならぬこの猫娘で、1年目は「デスからアゲイン」(49話)、2年目は「運命のあみだくじ」(93話)を文字通り行うことになった。5期は2年目のED曲が全然アニメに寄せる気のないものばっかりだったけど、今期は8曲全てが鬼太郎の世界にマッチしていて良かったな。

 

6期ねずみ男は「日常の求道者」である

基本的にねずみ男の半妖怪としてのスタンスはあまり変わらないというか、変えると水木作品らしさが一気になくなるので、制作陣としてはあまり大きく変えたつもりはないみたいだが、原作を読んでいる私からしてみれば、この50年の間でねずみ男も大分変わってますよ

3期以降人情家としての面が強くなったせいで原作みたいに鬼畜レベルの裏切り行為はほとんどしなくなったし、金銭面で動く点は相変わらずだけど、妖怪研究家としての面は完全に抜け落ちちゃってるもんね。原作なんて好奇心から妖怪の封印バンバン解いているからね~。

さて、そんな6期ねずみ男の特徴は最終回でも見られた「戦争を嫌う」点。これは今期のねずみ男を演じた古川登志夫さんの兄が戦死していることもあって、制作陣も「金が儲かるなら何人死のうが知ったこっちゃない」みたいなねずみ男像にはしたくなかっただろうし、物語のテーマにもそぐわない。死体の回収業とか人間をダイヤモンドにして売る商売はしていたけど、あれは愚かである程度限定された人間だけが被害を受ける事案であり、戦争みたいに罪もない人々が大量死するのはアウト、という線引きがあったはず。

戦争を嫌う面がクローズアップされたこともあってか、今期のねずみ男日常的であろうとする。「いやいや闇金とかに追われていたじゃん、どこか日常的なんだよ」と思う方もいるかもしれないが、あれは金儲けという日常生活におけるルーティンワークの一環みたいなもんで、私たちには非日常でも彼にとっては日常的なものなのだよ。

そして今期は特に核心を突いたコメントをしているのが印象深い。鬼太郎や猫娘が振り回され心が揺らぐ時が多いのに比べるとねずみ男酸いも甘いも嚙み分けた存在なので、ビシッと言うべき時に言ってくれる頼もしい役どころだった。

日常的であろうとする姿・核心を突くコメント・いざという時頼りになる存在。この三つを兼ね備えた今期のねずみ男はトラブルメーカーなどではなく仙人の域に達しているかもしれない。

 

6期砂かけ婆は「金満家のキス魔」である

DVD4巻のブックレットに収録されたインタビューによると、あの「チューするぞ!」という発言は田中真弓さんのアドリブが元になったようで、砂をかけるよりチューする方が相手をビビらせるのに効果的だから、という理由らしい(笑)。

そんな今期の砂かけは財テクに成功した妖怪で、5期で家賃回収に悪戦苦闘していた砂かけとは偉い違い。原作では鬼太郎の仲間うちで目玉おやじに次いで知識と経験が豊富であり、戦闘面でも非常に心強い存在だったが、今期はバトル面の簡素化に伴い活躍の場が大きく減ることになった。

劇中で披露した技は相手をしびれさせるしびれ砂に、毒砂火炎砂砂太鼓の壺があったが、特に砂塵扇は遠隔攻撃だけでなく近接戦にも使える武器として結構便利だなと思った。

っていうか今思ったけど、今期のおばばの砂って本来の目的である目潰しとして利用されてなかったな。やはり子供がマネしちゃいけないから?それとも今どき目潰しを武器にする妖怪はあまり相応しくないから?

 

6期子泣き爺は「酩酊者」である

おばば同様これまた出番が大幅に減っちゃったし、5期みたいに西洋妖怪の時だけ急に強くなるみたいなメリハリも特別なかったので、原作通りお酒が好きでスケベという印象しか残ってないんだよな~。6期ならではの技とかも無かったしね。

子泣きの印象が特に強い回を挙げるなら、ぬっぺっぽうの回とか一切喋らなかったさざえ鬼の回だろうか。カミナリの回も活躍していたな。

 

6期一反木綿は「軟派者」である

ムードメーカー的な存在の一反木綿については88話で言いたいことを言っちゃってるので改めて言うことは特にないかな…ww。

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そういえば、今期の一反木綿って締め付け攻撃してたか?

あ、団三郎狸にやっていたけど、逆にズタボロにされちゃってたわ。

 

6期ぬりかべは「純朴者」である

3期と5期の活躍度合いが凄すぎてどうしても分が悪くなるのがぬりかべの哀しい所。一応小説版で永富氏がクローズアップしてくれているからまぁまだマシなのかもしれんが。

tariho10281.hatenablog.com

敵を身体に塗り込んだり、押しつぶす技は原作にもあったが、伊吹丸の回でダムと同化したのはオリジナルとして面白かった。

 

犬山まなは「越境者」である

3期以来のヒロイン(4期にもいるにはいるけど、比べ物にならないので割愛)となったまな。3期のユメコちゃんも鬼太郎と共に地獄へ行ったり苦難を共にした仲だったけど、まなだって一介の女子中学生が立ち向かうにはあまりにも強大で危険なものと一杯向き合ってきたよなと思うし、3期と違って鬼太郎があの通りのコミュ障だから1年目なんていがみ合っちゃったし、苦労の度合いはまなの方が上だと思う。

その分、偶然力やコミュ力の高さがアドバンテージとして追加されているのが今期ヒロインとしての特色であり、人間と妖怪の関わりがこれまでのシリーズ以上になったのも彼女とその祖先にあたる名無しの存在が大きい。ゲゲゲの森だけでなく、地獄・“あらざるの地”といった異世界にも行った点で越境者と呼ぶのが相応しい。

 

6期「クズ人間」一覧

6期の特色の一つに挙げられるのが、物語を彩るクズ人間たち。これまでのシリーズにも悪い人間は沢山出てきたが、特に6期は善人と悪人の対比が極端で、妖怪以上に悪質な人間が物語を動かして来た。

そこで、今まで登場したクズ人間たちを5段階評価で分類してみた。あくまで個人的主観で分類したので、抜けがあったり「これは別のレベルでは?」といった異論も出て来るだろうが、まずは一通り見ていただいて、「どうしてもこれは違う」とか「あの人間もクズだったよ!」みたいな意見があれば、コメントで送っていただきたい。

 

※抜け落ちていた3名を追加しました。

(2021/02/16)

 

レベル1:この先良くなる余地があるクズ(6組)

【蒼馬・大翔兄弟】:準レギュラー的立ち位置にもかかわらず、出番の少ない裕太くんやモブだった雅・綾に比べて一向に人間的な成長が見られなかった小悪党兄弟。でもまなや裕太の心配をして泣くことが出来るから、根っからのワルではなさそう。

【桃山雅】:まなをくびれ鬼の毒牙にかけた戦犯。ただ、木の子回で精神的に成長出来たのでレベル1ということにした。

【葛見やよいの父】:白山坊回で、白山坊と約束をしておきながらそれを反故にしようと鬼太郎に依頼をした。クズといえばクズだが、当時の窮状を思えば致し方ないかも。妖怪と娘の結婚を祝える分、まだ良い人。

【作業員】:七夕回でねずみ男に雇われ笹の精を貶める嘘をついた。一応雇われの身でやったことなので、情状酌量の余地はある。

【石動零】:四将編の後半にかけてクズ度が増した。妖怪の力を利用しているのにその妖怪を蔑視している所が特にクズい。これは伊吹丸に頑張って叩き直してもらわないと。

【小野崎美琴】:おどろおどろ回で父親を殺された恨みから、鬼太郎をはじめとする妖怪に憎しみを抱いていたまなの同級生。やむを得ぬ事情があったものの、95話において妖対法成立につながる妖怪へのヘイトスピーチをしてしまったのは良くない。

 

レベル2:出来ることなら付き合いたくないクズ(12組)

【女子高生】:幽霊電車回でいじめをしていた子。鬼太郎の言葉でハッとしていたからあの後いじめはやめたと思いたいが、数十年経ったらまたやってそうなのでレベル2にした。

郷原社長】:河童回で家庭を蔑ろにし、河童たちに不当な労働をさせていた。極端から極端に走る傾向がめんどくさい。

【ヒナの母】:お化け学校回でヒナを主役にさせたいと見上げ入道に言っていた親。妖怪の前であんな発言が出来るのだから、人間だと押し切ってしまいそうな気がする。

【神宮寺】:牛鬼回で、子供の前でキレていたみっともないタレント。死んでしまったのはちょっと可哀想だが、昔の風習を馬鹿にしたお前が悪い。

【香凛】:ずんべら回ではきららを馬鹿にし、くびれ鬼回ではまなの陰口をレインで誤爆していた女。割とよくいそうなタイプのクズ。

【ゆうなの母】:画皮回で、自身の離婚経験からゆうなの男性接触を過度に禁止していた毒親。そのくせ、いい人が出来ると「今まで厳しくしすぎたかしら~」みたいな宗旨変え発言をしていた調子良いクズ。作中ではしこりなく和解していたが、現実はあんな綺麗に和解出来ないと思う。

【ロドリゲス部々】:化け草履回に登場したクレイジーなアーティスト。色々倫理観がヤバそうだが、付き合わなければどうということはない。

【冬真の父】:吸血鬼エリートに息子をさらわれたものの、息子が戻ってきた後は鬼太郎に横柄な態度をとった。単純に仕事が忙しい時だったから、ああいう態度になったのかもしれないが、でも良くはない。

【晃一】:傘を取り違えたり、簡単に捨ててしまったため、唐傘にストーキングされた男。物の思い入れを推し量れないタイプのクズなので、人の心の機微にも鈍感だと思うわ、ああいう奴。

【山吹さやか】ヤマタノオロチ回で斉藤のプロポーズを断ったが、彼に巨額の遺産が入ったと知るや、手のひら返しで結婚を許可したクズ。ただ、斉藤に遺産が転がりこんで来たのはヤマタノオロチによる因果律の操りの影響であり、彼女の手のひら返しもその影響だと考えると、彼女のクズな性格は元からのものなのか、それともヤマタノオロチの原因と解釈すべきか、悩ましい。

【編集長】ねずみ男の漫画違法アップロードの報を受け、「同じ妖怪だから」という理由でひでり神の作品の大賞候補辞退を推進した。実際問題、差別的感情から脱するのは難しいが、かといって露骨に差別するようなことをしたのは良くない。

【オインとケムラ】アンコールワット回で、ワランを守るためにオインたちを犠牲にしたケムラ。ケムラの裏切り行為も酷いっちゃ酷いが、生まれ変わったケムラの魂に復讐するオインもオインである。その不条理さがクズだ。

 

レベル3:社会不適合者なクズ(8組)

【ユウスケのファン】:ユウスケに会う際、邪魔なきららをタックルで突き飛ばしたクズ。他人を大切に出来ない人間にファンの長を気取る資格はなし。

【犬童】火車回で母親の死体をねずみ男に渡して年金の不正受給をしようとした、文字通りの社会不適合者。

【ビンボーイサム】:さら小僧の歌を盗んで破滅した哀れな芸人。芸のためなら何とやらである。

【フルーツヤンキー】:タリホー命名。名無し最終章で豆腐小僧の前に現れたヤンキー。片手にフルーツを持っていたのは一体何故なのか…。

【山田と中村】:タイタンボウの聖域を侵した二人組。封印を解いただけの神宮寺と比べて、こちらは金さえあれば何をしても良いというスタンスがクズい。

【斎藤】ヤマタノオロチが原因で呼子となってしまった男。色々酌むべき事情があるにせよ、好きな相手を盗撮していたのはダメだ。

【元呼子の男】:斉藤が呼子になったそもそもの原因。彼自身もその前の呼子に引っかかり呼子となったが、斉藤を呼んで人間に戻ることが出来た。劇中では既に呼子になっていたためどういう経緯で呼子になったかは不明だが、おおよそ斉藤レベルの男だったに違いない。

【“TAKUMIの木”を荒らした若者たち】:タリホー命名。ほうこうが住むクスノキ伐採の元凶でありながら、何の反省もしなかったどうしようもないクズたち。

 

レベル4:罪を犯したクズ(14組)

【チャラトミ】:のびあがりの封印を解いたり、妖怪の印象操作に加担したクズ。ぬけ首を利用した迷惑行為も含めて相当悪質なことをやっているが、人間の法に触れていないためお咎め無し。一応真面目に働いて改心したみたいだが、洒落にならないことをしたのでレベル4にした。

【雨山】:カミナリの回で組長から市長になったが、違法行為を暴こうとした雑誌記者をカミナリに殺させた悪人。カミナリ退治後警察に捕まった。

【高見暁】:狸政権時には狸をほめそやし、政権崩壊後は狸に隷属した政府を批判していたクズ政治家。これだけならまだしも、ぬらりひょんから賄賂を受け取り伊達山のゴルフ場開発の認可をしていた。

【総理】:狸に政権を渡したのは百歩譲って仕方ないとして、統計を不正にいじったり、ねずみ男の脅迫に負けて大臣の席を用意したりと、巻き込まれてどんどんクズになる方である。生理的嫌悪を政治に持ち込んだのもアウト。

地上げ屋とヒロ】:妖怪アパート回で、夏美のアパートを二度にわたって奪おうとした。違法行為であることに違いないが、他のクズたちを見ているせいかまだ可愛げがある。多分、親子二代で同じダサい上着を継承しているから余計そう思うのかもしれないが。

【轢き逃げを隠蔽した社長】火車回で轢き逃げを隠蔽するために死体の処理をねずみ男に依頼した社長。

【マンモス】:吸血鬼ラ・セーヌの下僕。身体能力が人間離れしているので、カウントしていなかったです。ラ・セーヌが石動に退治された後どうなったかは不明。

【湊クリスティーン】:幼少期から褒められてばかりいたせいか、承認以外に存在意義を見出せなくなった哀れな女。いかなる事情があるにせよ、公共の場での迷惑行為や縄文人の殺害未遂はアウト。

【カケル】:自身の境遇から孤独に陥り、コンビニ強盗を犯した青年。地獄流しで亡き父に会って改心し、自首した。レベル1にしても良かったかな~と思ったが強盗をしているのでやはりレベル4。

【質屋とヤクザ】ヤマタノオロチ回で、斎藤を付け狙った悪質な質屋とヤクザ。もしかすると、ヤマタノオロチが斎藤に見せた幻影で現実には存在しない人物かも…。

【久能恭平】:魍魎回に登場したカメラマン。恋人の水葉が溺れているにもかかわらず、何の救助もせず彼女の死に様を撮り続けたクズ。写真家の性とはいえ、あれは業務上過失致死に問われてもおかしくない。

【大黒田】:チンさん回で外国人労働者を不当な賃金によって長時間労働させていた。鬼太郎に忠告された後、違法労働が摘発された。

【綾の両親】:かつて人を騙して金銭を得たため貧乏神にとりつかれていたが、座敷童子が来て金回りが良くなると「綾を幸せにする」名目で座敷童子を利用し自分達の私服を肥やしていた。基本的に富が集中すると悪徳に走る性質があるクズで、貧乏な状態だと普通の良い人に戻るようだ。

【特大ジッポライターヤクザ】:タリホー命名。元はねずみ男を追っていたが、ねずみ男に唆されて綾の両親から金を取り立てようとした。ギャグ的なジッポライターがまさかの活躍をすることに。

 

レベル5:死んだ方が社会のためになるクズ(7組)

【社長】:幽霊電車の回に登場。極度のパワハラ行為で社員を精神的に追い詰め幾人も自殺に追いやったクズ。後に自殺した社員たちによって殺され亡霊となったがあの世に来ないため、しびれを切らした彼らによって地獄に送られた。

【ワン・ワールド・アダマス・シンジケート】輪入道回に登場した反社会的組織。格安ダイヤモンドの噂を聞いてねずみ男を拘束、ダイヤの秘密を知った彼らは難民・孤児・炭鉱労働者をダイヤに変えてダイヤの価格を操作しようと目論んだ。こいつらは一生ダイヤのままでも良かったのに…。

【金井雅彦】:遺産目当てで父親を殺害し、万年竹の林に埋めた。殺人の露見を防ぐため、万年竹の保護を名目に竹林開発を反対した。しかし、悪事を暴露してしまい万年竹によって制裁を受けることに。このまま万年竹に苦しめられても良いのだが、やはり地獄に落として責め苦を味わわせておくべきではと思う。

【車内に赤子を放置した女】:浮気相手とデートして赤子を放置、重体になった赤子を姑獲鳥の仕業にして罪を逃れた悪女。はい、地獄へ落ちましょうね。

【三田村】:結婚詐欺師で、人間に化けていた後神を騙した。一度は結婚詐欺をしないと約束するも、約束を破って後神に一生付きまとわれる羽目になった。過去に自殺者も出している根っからのクズ。

【鬼久保一家】:水虎が封印されている町で絶対的権力を誇る一家。食品会社を経営。町に越して来た辰川一家を町ぐるみでいじめ抜いたため、翔子と契約した水虎に襲われた。水虎襲撃時に学校の教諭が警察ではなく鬼久保父に連絡を入れようとしていたことや、翔子を殺して事故死として処理させようとした鬼久保父の態度から見るに、地元警察も牛耳っていた可能性が高い。町全体を闇社会化させるレベルの権勢とかどんだけだよ。ただ、事件収束後、ねずみ男の撮った動画が猫娘によって拡散され、社会的制裁を受けた模様。

【悪質ペット業者】:猫仙人回で登場。多頭飼育崩壊を起こして動物を苦しめた罰で猫仙人によって悪質な環境下の檻に監禁されていたが、解放されてからも自分の行いを反省せず、鬼太郎に文句を言う始末。やはり死んでおくべきだったかな…。