タリホーです。

趣味を中心とした話題に触れていく所存(本格ミステリ・鬼太郎 etc.)

橋田は敵か味方か…?「探偵が早すぎる」8話視聴

先日「探偵が早すぎる」のコミカライズ版を購入して読んだ。

探偵が早すぎる(1) (マガジンエッジKC)

原作準拠なのはありがたいが、いかんせん原作のダイジェスト版かと思うほど内容が簡略化された部分が多く物足りなさを感じた。「買って損した」とまでは言わないが原作に匹敵する程ではない。次巻は来年刊行予定とのこと。

 

橋田が刺客!?母は生きていた!?

今回もドラマオリジナル回だったが、前回よりは面白かった。ここに来てまさか橋田が疑われる展開になるとは思わなかったし、ドラマオリジナルキャラである一華の母がこういう形で登場するとは思わなかった。

 

(以下ドラマのネタバレ)

 

 

とはいえ、原作既読勢としては橋田が一華の刺客にならないことはわかっているし、チェイン・ストーリーで一華と橋田の絡みを見ているので、十中八九味方だということはわかっていたさ。むしろあれで刺客だったらそっちの方が驚きだよ!

個人的には橋田が城之内の妹を襲った(厳密にいうと襲ったフリ)理由の方が気になっていた。その理由が「千曲川と一華の関係修復の為に共通の守るべき存在をお膳立てしていた」というのが何とも彼女らしくない回りくどさ。

そして母が生きていたというまさかの展開については、実のところ2話の刺客が美容整形で新しく生まれ変わろうとしていた女だったという前情報があったので大陀羅一族なら替え玉の一人や二人用意出来るだろうと思っていた。

で、結局替え玉だったという訳である。

まぁ替え玉の件はともかく、夾竹桃を燃やした煙による煙死を狙っていたというのはユニークで面白かった。でも実際問題、煙たいと思った段階で動けなくなる程毒に即効性がないと暗殺としては有効ではないような気もするが…。

 

いよいよ最終決戦

今回の偽母の件と母が死んだ理由を知ったことにより、一華は「守」から「攻」の姿勢へチェンジすることに。

この辺りは原作の一華の場合、橋田の助言で唯々諾々と「攻」の姿勢へチェンジしたと感じたが、ドラマでは偽母の件で一華自身が大陀羅一族の悪どさに気づき自らの意思で戦いを挑むという感じがした。これはドラマの一華らしい改変ではないだろうか。

これからの展開は原作下巻の実父の四十九日法要をベースに展開していくと思われる。ちなみにドラマは百箇日法要。そりゃ四十九日なんてとっくに過ぎてるものね。復活したマスカレード壬流古もさることながら、失踪中の貴人・城之内がどうなっているのか今後の展開に期待しよう。